MAKURAJIDOH                                              

      
      



 出演者           ワキ・・・・・・・勅使
              ワキツレ・・・・・徒臣
               シテ・・・・・・・慈童

                

舞台となった場所     中国のれつ県山
(中国河南省)

 

      中国のれつ県山より流れ出る不思議な水があると言う噂を聞いた
   
    皇帝が勅使に見に行く様に命じたのはある秋の九月の事でした。

    早速、山に向かった勅使は岸に沿って水源を捜し歩くうちに

    辺り一面に菊の花が咲き乱れ、良い香りが漂っている一軒の庵を

    見つけました。そこには何とも美しい童子が住んでおり素性を聞くと

    名前は慈童と言い、ある日あやまって皇帝の枕の上をまたいでしまった

    事による罪でこの地に流されたと語りました。

    後に皇帝は、悪意があってした事ではなかったのだと知り
慈童は

    皇帝より二句の妙文が記された枕を賜わりました。

     その妙文を菊の葉に写して水に浮べてみると、何とその水は

    薬の水となり八百年もの間だその水を飲んでいた慈童は今でも

    若いままであり続けるのでした。そして慈童は皇帝にと玉の水がめ

    に薬の水を汲んで捧げ、楽しそうに舞を舞いなが山の中へと

    消えて行くのでした。


    この曲目のタイトルは観世流のみでの呼び方で、他流では

   「菊慈童」と言うタイトルになっているが観世流の菊慈童は別に

   もう一曲ある。

    舞台上に出された作物の菊はとても華やかで、慈童と言う

   少年の面を着けたシテが菊の周りで舞を舞う姿は若さ溢れる中にも

   伸びやかさが秘められている。

   

     

                                                             
                     
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