
MOMIJIGARI


出演者 前シテ(主役)・・・・・・・女
ツレ(シテの同伴者)・・・・侍女
アイ・・・・・・・・・・・・供の女
ワキ(シテの相手役)・・・・平維茂
ワキツレ(ワキの助演者)・・徒者
アイ・・・・・・・・・・・・男山八幡宮末社の神
後シテ・・・・・・・・・・・鬼神
舞台となった場所 信濃国戸隠山(長野県 戸隠村)
戸隠山に紅葉狩りに来た女達が酒宴を始めていると、鹿狩りに来た平維茂が通りかかりました。
平維茂は、酒宴をするような身分の高い人達の邪魔をしないようにと馬を降りて道を変えて行こう
としました。
そんな奥ゆかしい態度が、女達は気に入り平維茂を引き止め、酒宴に誘いました。
断りかねて一緒に酒を飲み、女達の舞いに見とれているとすっかり酔い伏せてしまいました。
これを見届けた女達は山中へと消えて行きました。
すっかり酔い伏せている所に、男山八幡宮の末社の神が現れ鬼女を退治するようにと、
神剣を渡しました。
平維茂が目を覚ますと、山中はものすごい雷で騒然としている所に鬼女が
突然現れ襲い掛かって来ました。
実は鬼女は、先ほどの酒宴の主だったのです。
平維茂は授かった神剣で鬼女と激しく戦い、言い付け通り見事鬼女を斬り伏せる事が出来ました。
鬼女が本性を現し戦いの場面になると急にお囃子のテンポが変り激しさが出ています。
鬼女になった時に着ている装束の模様は迫力のある三角が連なっている物を使うことがありますが
能では鬼となった時のお決まりの模様で、この三角は蛇のうろこを現しています。
舞台に一畳台(畳一畳分の大きさの台)が置いてあり、その上に紅葉の付いた作り物が
紅葉山に見立てて乗っているが、真中ではなく右寄りに置いてある。それは、残った台の左側でも
演技が出来るようにわざと端に寄せて置いてある。
この物語の様にいつの世も男はどうも酒と女に弱いようです。
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